1月29日に岩国市民会館小ホールで開催いたしました
世界遺産講演会に170名の方に参加いただきました。
本当にありがとうございました。

今回は、岩国ユネスコ協会の御協力で、
フレッシュな高校生の運営で、実に清々しいイベントとなりました。


小林先生のユーモアを交えたお話は、とてもわかりやすく、
まさに大成功でした。

小林先生の感想はこちら↓
http://gdp1.civil.kumamoto-u.ac.jp/hp/blog/index.php?id=683
そんな小林先生から著書をいただきました。

「風景の中の橋 ?フランス石橋紀行?」です↓

興味のある方、中央図書館に置いております。
(お問合せ先 中央図書館 電話0827-31-0046)
で、肝心の内容ですが、後日動画を配信する予定です。
御期待下さい。
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前回までの理由で、
このたび第5橋(城山側)の橋板の継目数箇所で今回の架け替え以前に
実施していた「のみ縄」の充填を試みることになりました。
写真は、橋板の継目と同じ幅の溝を作って、
のみ縄の太さを事前に調整している様子です。

この試みをもとに、現在のシーリングと、古式ののみ縄との
耐水性・耐候性・耐久性などさまざまな面から
科学的に性能の比較をしていきます。
次回は、実際の工事の様子について報告します。
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そもそも、橋板と橋板の繋ぎ目はどうしてこんなに広いのでしょうか。
実は、湿度の状態で膨張・収縮を繰り返す橋板の「あそびしろ」を
想定した結果です。
「平成の架け替え」工事では、橋板と橋板の繋ぎ目の部分から
雨水の浸入を食い止め、内部の構造材の腐朽を抑えるために
シリコン系の素材でシーリング(充填・接着)しました。

ところが、むき出しの過酷な気象条件や、
女性の靴のヒールがちょうど入ってしまった、
といったことで橋板との接着が弱くなってしまい、
そこから水が漏れるという思わぬ事態が発生したのです。
次回に続きます。
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錦帯橋の橋板と橋板との継ぎ目の防水処理方法として、
一部を試験的に古式の「のみ縄」を充填する方法に戻し、
その経年変化を見ていくことになりました。
実施予定日は1月30日(天候によっては変更します)です。
のみ縄とは、かつて木造船の板と板の繋ぎ目に詰め入れ、
船内部への水の浸入を防ぐものとして使われていた素材で、
ヒノキの皮の一番内側の柔らかい部分を「なって」作られたものです。

どうして、こののみ縄を詰め入れることになったのか?
次回に続きます。
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「フランス石橋紀行 ?石から考える錦帯橋?」
第2回錦帯橋国際シンポジウム開催から
あまり時間が経っていないのですが、
2011年1月29日(土)午前10時から
岩国市民会館小ホールにおいて
世界遺産講演会を開催いたします。
講演会のチラシはこちら↓

チラシPDF→世界遺産講演会チラシPDF
熊本大学大学院教授の小林一郎先生は
第1回錦帯橋国際シンポジウムにおいて、
フランスのミシェル・コット先生、
アメリカのエリック・デロニー先生を
岩国にお招きする際に、お力添えいただき、
あわせて、パネルディスカッションコーディネーターとして
大いに会場を盛り上げていただきました。
また、先日の第2回錦帯橋国際シンポジウムにおいても、
パネリストとして、大変力強い言葉をいただきました。
「橋としては新しい錦帯橋の持つ価値とは、
330年余りにわたって受け継がれている
橋を架ける技術そのもので、
目に見えないところにある。
そこに、世界遺産登録するだけの価値がある。」
さて、今回はどのようなお話になるのでしょうか。
タイトルからは想像つきませんが、とても楽しみです。
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11月14日、第2回錦帯橋国際シンポジウムを開催いたしましたところ、
約250名の方に参加いただきました。
御来場のみなさま、大変ありがとうございました。




で、とっても気になる内容なのですが…、
次回以降に続きます。
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第1回錦帯橋国際シンポジウムでは、フランスのミシェル・コット先生と
アメリカのエリック・デロニー先生にお越しいただき、
錦帯橋について十分に御理解していただいた上で、
世界遺産となる可能性が十分にある、という高い評価をいただきました。
同時に、世界中にこの橋に類似する木造橋があるのか(ないのか)
を調べておくことが大事であると指摘されました。
そこで、今回のシンポジウムでは、
錦帯橋のルーツがあるかもしれない
(おそらくないだろう)中国の木造橋について
その研究者である北京大学の方ヨウ先生にお越しいただき
(「ヨウ」は、扌「てへん」 に用)
中国木造橋の変遷や現状と
錦帯橋との相互関係について
教えていただこう、ということです。

具体的にどのようにお話されるのか、わかりませんが
とても興味深い内容になりそうです。
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発掘松杭
キジア台風に伴う洪水で、崩壊した石積橋脚周辺を発掘調査した際に出土した松杭です。
出土以降の管理が難しいため、かなり朽ちていますが、相当大きな松材です。
もしも、石積橋脚の土台として使われていたものならば、
1674年の工事で使用を開始したことになり、
樹齢が150年以上あるでしょうから、植栽・・・
はしませんね、誕生は16世紀、
ひょっとすると15世紀ということも考えられます。
(とは言わないですね、自生していたでしょうから)は16世紀、
ひょっとすると15世紀ということも考えられます。

ゆくゆくは、科学的に解明する時が来るかもしれませんが、
謎に包まれた今、いろいろ想像してみるのも楽しいものですよ。
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キジア台風写真・新聞
1950年9月14日、
キジア台風に伴う洪水で錦帯橋は流失してしまいました。
その後、市民をはじめ各方面の努力が実を結び、
橋は「錦帯橋」として見事に再建されました。
私たちは、断片的に入ってくる情報で当時を知ったつもりでいます。
でもよくよく考えると、実際の再建に至るまでの困難な道のりについては、
ほとんど知らないことに気がつきます。
ここに展示した写真や新聞報道は、
当時どうだったのかを知る貴重な手ががりになります。

流失から60年、当時を知らない大半の方にも、
実際に体験された方にも是非ご覧いただきたいメニューです。
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