7月10日、市内の高校のユネスコ部の皆さんと
世界遺産勉強会と銘打って
福岡大学工学部准教授の渡辺 浩先生の
お話を聴きました。
内容は、後日動画を配信する予定です。
御期待下さい。
誰もが知っている「三匹のこぶた」の
「レンガの方が木より優れている」
という考え方に、敢然と立ち向かい
「木ってこんなに素晴らしい」
ということを、さまざまな切り口から
紹介して頂きました。
古来、この国の人は
木と上手く付き合ってきたはずなのに
利便や効率を追い求めるあまり
それをほとんど忘れてしまいました。
このことが、近年いろいろな不具合を生んでいるようです。
昔ながらの関係を取り戻す
という大それたことは言いませんが、
少しでも木との良い関係が築けるようなことが
錦帯橋を通してやっていきたいと
強く思いました。
木という素材は、古くて新しい。
未知の領域に大きな可能性を秘めている。
高校生諸君同様、将来が楽しみです。
7月6日、小雨が降る中
錦帯橋が料金をいただくようになって、
渡橋者数3000万人の節目を迎えました。
料金をいただくようになったのは、
昭和41年上流に錦城橋が完成したの際に
市道から外したことがきっかけとなっています。
ここで得た収入は、主に錦帯橋の修復に使います。
実際、平成13年から16年にかけて行った
「平成の架け替え」も、ここからほとんど
賄うことができました。
以後、積み立てている貴重な財源は、
次の世代の錦帯橋の架け替え費用になるはずです。
と、そんな理屈は抜きにして、
いろんな人に知ってもらって、来てもらって、
早く5000万人、1億人の節目が来てほしいな、
と素直に思います。
「錦帯橋の綺麗な画像をタダでください。」
という、身勝手な募集に、今回応募がありました。
5枚ほど掲載しましたのでお知らせします。
こちら↓
http://kintaikyo.iwakuni-city.net/photo/thumbnails.php?album=11
R.K様、本当にありがとうございました。
なお、まだまだ写真を募集しております。
今年の錦帯橋の桜もあと1日、2日で満開です。
そんな、今日の様子です。御笑覧下さい。
続きは、こちら↓
http://kintaikyo.iwakuni-city.net/photo/thumbnails.php?album=6
このホームページ開設以来制作中としておりました
「錦帯橋」を愛でる四季絵(画像のコーナー)の
一部をオープンいたしました。
まずは、桜の季節ということで、
春のページを御披露します。
なお、本ページ制作にあたって、
四季の移ろいに姿を変える美しい錦帯橋を
皆さんにお伝えするには、画像の質・量とも
まだまだ不十分だと強く感じました。
そこで、
「このホームページに載せても良いよ。」
という写真を募集いたします。
募集要領はこちら↓
http://kintaikyo.iwakuni-city.net/pic/pic_rule.html
これといって何の見返りもないような企画で
大変恐縮なのですが、
単純に、多くの人に様々な表情を持つ橋を
知っていただきたいという趣旨に
御賛同いただける方、どうか御提供ください。
錦帯橋から錦川上流に向かうこと約50km、
錦町馬糞ヶ岳に、将来の錦帯橋の架け替え用材を
目指して、ヒノキとヒバがおよそ1ha植えてあります。
これは、2008年の3月と2009年の11月に
植林ボランティアの方を募って植えたものです。
本日、遅ればせながら「錦帯橋用材備蓄林」であることを
示す石柱を現地に設置することとなりました。
さすがにもう雪はほとんどなかったのですが、
道中を阻む大きな岩が…。流石「岩の国」です。
何とか、目的地に到着、無事設置いたしました。
とはいえ、これらの木が錦帯橋に使われるようにするには、
短くても100年、長いものでは200年育てていかなければ
ならないと、見込んでいます。
何とも息の長い事業になるので、
当然我々も生きていないのでしょうが、
確実に次の世代に申し送りをしていくつもりです。
先日、錦帯橋に関するニュースを検索していたところ、
滋賀県高島市に錦帯橋を範にしたアーチ梁構造の屋根を
持つ体育館「ウッディアリーナ朽木」が完成したとの記事を発見。
特に画像が付いていなかったので、
一体どんなものかすごく気になって、
高島市に問い合わせました。
それで、さっそく担当の教育総務課の方から御返事を頂きました。
「耐震化のために市立朽木東小学校と市立朽木中学校の共用体育館を
改築工事が去る2月28日に完了しました。
その建物の屋根構造に錦帯橋をイメージした
19列の木造アーチ梁(持ち送り重ね梁構造)に
ガリバリュム鋼板で屋根にふたを架けたような建物です。
木造アーチ梁には学校林と市有林の杉材を
自然乾燥による無垢材を活用しているのが大きな特徴です。
W32.4m×L27.1m
(建物全体は鉄筋コンクリート平屋建 1483?)
内装の写真を送ります。」
なるほど…。
詳しい構造は写真を見ただけでは分かりませんが、
弧を描く梁の雰囲気が錦帯橋の桁を下から見た様子に
なんとなく似ています。
地元の木を有効に使うため、地元の施設の材料とする。
当たり前のことなのに、何だか新鮮に感じてしまいます。
岩国からちょっと離れているので、
すぐに見に行けるものではないのですが、
そんな所にも錦帯橋の面影が感じられる施設がある。
岩国にとっても、なかなか良いニュースだと思いませんか?