実施された実験について、
早稲田大学から御提供いただいた資料と
現地写真を交えて説明します。

錦帯橋が、幾何学的にアーチ形状をしているだけでなく、
構造力学の観点からも「アーチ橋」であることを
1/5の模型(長さ7m、幅1m)を使って
実証することを目的としています。

測定方法
? たわみ測定
 ダイヤルゲージをスパン中央と1/4点に配置し、
 鉛直方向のたわみを計測する。
 荷重には、土のう(10?×20個)を用いる。

? ひずみ測定
 アーチリブの1?11番桁にひずみゲージを貼り付け、
 部材軸方向のひずみを測定する。
 荷重には、たわみ測定同様、土のう(10?×20個)を用いる。

? 振動測定(予備測定)
 加速度計を用いて、振動計測も実施する。

着目点
 実験で得られたひずみ実測値とコンピュータによるひずみの計算値
とを比べ、同じ傾向にあるかどうか、また、鉛直方向の
分布荷重で片側の11本の部材のひずみ測定値に注目した場合、
圧縮ひずみが卓越しているかどうか、などを検討する。

動画編に続きます。

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