150分の1スケールの模型

この会場内で最も小さな錦帯橋の模型です。
模型を作られたのは、村中 巧(むらなか たくみ)さん
キジア台風後の昭和の再建工事には大工として、
さらに「平成の架け替え」では、
工事の元請の岩国建築協同組合の理事長として、
長年にわたって錦帯橋に関ってこられた方です。

この模型に施された仕事は本当に凄みがあります。
例えば、高欄(手すり)の通し貫(真ん中の木)は、
本物の錦帯橋同様に、斗束(縦の木)に空けられた穴に
見事に通されています。

また、使われている非常に小さな部品は1mm以下。
くしゃみをすると、どっかに飛んでいってしまうほどです。

まさに、村中さんの橋に対する熱い情熱がなければ
完成できないものだと思います。

実は、この恐ろしく精密な錦帯橋は、
ここのほか岩国市役所本庁1階をはじめ、何箇所かに展示されています。
(すべて村中さんお1人で作られたものです。)
どうか、機会があれば会場の模型に限らずじっくりご覧下さい。
 

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