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錦川のあり方を考える
?錦帯橋の世界遺産化に向けた自然との共生のために?

来る2012年1月27日(金)午後5時から
岩国市民会館小ホールにおいて
世界遺産講演会を開催いたします。
入場は無料です。

講演会のチラシはこちら↓

新潟大学名誉教授の大熊 孝先生は
1997年から錦帯橋修復検討委員会の専門部会長として
「平成の架け替え」の方針決定に携わっていただきました。
以後、将来の課題に向けた検討を行った
「錦帯橋みらい構想検討委員会」会長、
国の世界遺産暫定一覧表掲載に向けた再提案書の作成に向けた
「岩国城下町エリアの文化的景観等検討委員会」会長
世界文化遺産登録を目指した
「錦帯橋世界文化遺産専門委員会」会長
と、実に15年にわたって錦帯橋に御尽力いただいています。

また、新潟水辺の会の会長として
「記憶される美しい水辺の創造」をテーマに活動されております。

新潟水辺の会のホームページ↓
http://niigata-mizubenokai.org/

今回もきっと楽しい講演となると思います。
事前の申込は必要ありませんので
ふるって御参加ください。

「錦帯橋歴史物語」は、
市内の小中学生が錦帯橋を通して、
郷土学習ができる教材用に作ったビデオです。

「奇跡の橋 七つの不思議を解く」と銘打って、
錦帯橋にまつわる「何故?どうして?」を
易しく解説しています。

1岩国藩の歴史って?
2錦帯橋実現までの試行錯誤は?
3どんないきさつで流れない橋が実現したの?
4錦帯橋の名前の由来は?
5江戸時代錦帯橋は誰でも渡ることができた?
6俗に言われる橋の部材を一つ抜くと橋が落ちるってほんと?
7橋づくりの技術はどうやって伝えたの?

ビデオはこちら↓
http://gallery.inet.city.iwakuni.yamaguchi.jp/vod/vod_play.php?CNTID=4984

なお、これを御覧になったうえで
「もっと知りたい」「物足りない」と思われた方には、
こちら↓をおすすめします。
http://iwakuni-city.net/kankou/dvd.html
 

当初、「とっておきの写真」として
小出しにしようと考えていたのですが、
ここで、一挙にご紹介いたします。

決して面倒臭くなったわけでなく、
早く御披露すべきだと考えたわけです。

 


フォトギャラリーに
「むかし」というカテゴリを設けました。

http://kintaikyo.iwakuni-city.net/photo/index.php?cat=10

今回は「その1」ということで、
14枚上げましたが、
トータルで170枚くらいになります。

不意に上げることがありますので、
ときどき見に来てください。

それから、引き続き無償提供いただける写真を
(厚かましい話で、本当に恐縮です。)
引き続き、募集しております。
四季の写真に限らず、昔の錦帯橋の写真も
ございましたら、どしどしお寄せください。

実験の様子と依田先生による説明の動画です。
http://gallery.inet.city.iwakuni.yamaguchi.jp/vod/vod_play.php?CNTID=4907

実際には、土のうを置いて測定値がほぼ安定してから(5分?7分)
計測、次の作業に移っています。
また、土のうを取り除く際も折り返し計測しています。
ということで、トータルでおよそ1時間かかっています。

なお、動画は3分45秒くらいから、依田先生の説明です。

実施された実験について、
早稲田大学から御提供いただいた資料と
現地写真を交えて説明します。

錦帯橋が、幾何学的にアーチ形状をしているだけでなく、
構造力学の観点からも「アーチ橋」であることを
1/5の模型(長さ7m、幅1m)を使って
実証することを目的としています。

測定方法
? たわみ測定
 ダイヤルゲージをスパン中央と1/4点に配置し、
 鉛直方向のたわみを計測する。
 荷重には、土のう(10?×20個)を用いる。

? ひずみ測定
 アーチリブの1?11番桁にひずみゲージを貼り付け、
 部材軸方向のひずみを測定する。
 荷重には、たわみ測定同様、土のう(10?×20個)を用いる。

? 振動測定(予備測定)
 加速度計を用いて、振動計測も実施する。

着目点
 実験で得られたひずみ実測値とコンピュータによるひずみの計算値
とを比べ、同じ傾向にあるかどうか、また、鉛直方向の
分布荷重で片側の11本の部材のひずみ測定値に注目した場合、
圧縮ひずみが卓越しているかどうか、などを検討する。

動画編に続きます。

8月4日は、「橋(は・し)の日」だそうです。

そんな、錦帯橋にとっても熱い日に、
早稲田大学依田研究室の皆さんが、
錦帯橋5分の1模型で、実験を行いました。


 

依田先生曰く、

私が錦帯橋に興味を持った一番の理由は、
「錦帯橋は進化している」ということです。
同じ橋を二度も架けることですら、一般的にはありません。
ところが、錦帯橋は何度も架け替えられている。
しかもその度に、改良が加えられている。
我々は、それを「進化」と呼びます。
創建当初の遺伝子を継承しつつ、
進化を重ねて平成まで繋がってきた。
その進化の経緯が構造にも現れているのです。
その点が我々にとっても勉強になる。
同じ橋を何度も造るという橋は、
世界広しといえども錦帯橋が唯一ではないでしょうか。

次回に続きます。

7月10日の様子です。

http://gallery.inet.city.iwakuni.yamaguchi.jp/vod/vod_play.php?CNTID=4852

7月10日、市内の高校のユネスコ部の皆さんと
世界遺産勉強会と銘打って
福岡大学工学部准教授の渡辺 浩先生の
お話を聴きました。

内容は、後日動画を配信する予定です。
御期待下さい。

誰もが知っている「三匹のこぶた」の
「レンガの方が木より優れている」
という考え方に、敢然と立ち向かい
「木ってこんなに素晴らしい」
ということを、さまざまな切り口から
紹介して頂きました。

古来、この国の人は
木と上手く付き合ってきたはずなのに
利便や効率を追い求めるあまり
それをほとんど忘れてしまいました。
このことが、近年いろいろな不具合を生んでいるようです。

昔ながらの関係を取り戻す
という大それたことは言いませんが、
少しでも木との良い関係が築けるようなことが
錦帯橋を通してやっていきたいと
強く思いました。

木という素材は、古くて新しい。
未知の領域に大きな可能性を秘めている。
高校生諸君同様、将来が楽しみです。

7月6日、小雨が降る中
錦帯橋が料金をいただくようになって、
渡橋者数3000万人の節目を迎えました。

料金をいただくようになったのは、
昭和41年上流に錦城橋が完成したの際に
市道から外したことがきっかけとなっています。
ここで得た収入は、主に錦帯橋の修復に使います。

実際、平成13年から16年にかけて行った
「平成の架け替え」も、ここからほとんど
賄うことができました。

以後、積み立てている貴重な財源は、
次の世代の錦帯橋の架け替え費用になるはずです。

と、そんな理屈は抜きにして、
いろんな人に知ってもらって、来てもらって、
早く5000万人、1億人の節目が来てほしいな、
と素直に思います。
 

今週に入って、ずっと天気が悪いです。

傘もあまり役に立ちません。


 

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