1月30日午前、
前日夜から雪が降ったり止んだりの天候で、
実施が危ぶまれましたが、
無事、のみ縄充填が実施されました。
今までのシーリングより、見栄えは随分良いようです。
また、天然由来ですから、環境にも良いでしょう。
しかしこの先のみ縄は、数多くの試練を迎えることになります。
まず、現地で過酷な自然と人の靴にさらされ、その機能と耐久性を問われます。
ほかにも、目に見えないハードルもあります。
「のみ縄」の需要が昔に比べて低くなっていることから
通常、伐採されたヒノキを製材する過程で「のみ縄」
を取るようなことはしません。
すっかり省略されているこの作業をお願いしたとして、
一体どのくらい手間と費用がかかるのか
といったことも、確認しなければなりません。
美観そして機能性・耐久性、環境への負荷、
メンテナンスの容易性やその頻度、
それら全てを含めた上でのコスト面などなど
現代の要求を高い次元で両立させた方法が
「次の錦帯橋」には求められるのです。
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