11月10日、錦帯橋や城下町地区を舞台に、文化的景観観察会「ディスカバー錦帯橋 ーいろんな錦帯橋を見つけよう!ー」を開催しました。
当日は市内各地から集まった9組の親子が参加する中、京都府立大学の上杉和央先生による江戸時代の絵画の紹介の後、広島工業大学の学生さんと一緒に錦帯橋や城下町の散策などを行い、「昔からある風景」「大人になっても残したい風景」を発見してもらいました。
その後の発表では、「多くの観光客で賑わう錦帯橋」「錦川の水面に映る錦帯橋の影」など、それぞれが撮影した風景を紹介しながら、大切にしたい岩国の風景をみんなで共有しました。
文化的景観とは、地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で、我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの(文化財保護法第2条第1項第5号)のことです。ぱっと見は同じ風景に見えても、歴史的な背景や地形、人々の暮らしなどによって、その地域にしかない風景が形成されています。
岩国市では、この地域固有の景観地を守っていくために、錦川下流域の文化的景観についての調査研究を進めています。
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