6 大棟木(おおむなぎ)

 大棟木
     (おおむなぎ)

アーチの中央に設置します。両方から伸びてきた9番桁間に取り付けます。長さは約5.7m。大棟木は石橋で言う「要石(かなめいし)」に例えられ、アーチのシンボル的な存在です。この取り付けでアーチ橋が繋がるため、「棟上げ」に当たります。

アーチ橋の自重や荷重、経年変化等を想定してを設計値より高く組み上げるため少し長めになります。そのため現場で寸法を計測し継手部分を加工します。大工の経験が問われる作業です。