5 沓鉄(くつてつ)

 沓鉄
     (くつてつ)

第2、3、4橋の各アーチ桁組の根元を受けています。1番桁から4番桁までが嵌め込まれています。昭和の再建時(1953年完成)に取り付けられた部材(幅22cm、縦181cm、厚25㎜の鉄材)。1箇所あたり19㎜のボルト10本で橋脚上部に固定されています。

創建から昭和の流失までは、橋脚中央に隔石(へだていし)を設けアーチ桁を受けていましたが、橋脚が鉄筋コンクリート構造になったことに伴い沓鉄が考案されました。